犬の脾臓腫瘍と胆嚢摘出手術 僧帽弁閉鎖不全症vol.10

僧帽弁修復手術の術前検査で脾臓に悪性らしき腫瘍が見つかり、
2020年7月はじめ、脾臓腫瘍と胆嚢摘出手術をすることになりました。
胆嚢は以前からあった石があったので一緒に摘出して頂くことにしました。



脾臓の腫瘍

 

脾臓に悪性らしき腫瘍が見つかったのですが、エコー状ではあまり良くないと言われました。
脾臓の腫瘍の場合2/3が悪性で、その2/3のさらに2/3がかなり厄介な癌で余命宣告ものだそうです。

これってほぼ癌決定ですよね?

絶望感でいっぱいになってしまいました。

そして、
かかりつけのお医者さんに手術前検査の結果を報告しました。

そしたらば…

「脾臓の腫瘍ってエコーで良くないように見えても、取り出してみると結構良性ってこともありますからね。」

と、

ん?今何と…

良性の可能性残されてるんですか?*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

この言葉に希望を持ち手術に望んだのでありました。



胆嚢結石

愛犬は以前から胆嚢に結構かなりビックリする程の数の石ができていました。

いつも爆弾を抱えているようで、ずっと気になっていたので、今回一緒に手術して頂くことになりました。

胆嚢の石は、石だけを取り除くことはしないそうなんですね。

石だけを取ってもまた石ができてしまう可能性が高いので、胆嚢ごと摘出してしまうのが通常だそうです。

私の父も胆嚢摘出手術をして、元気にピンピンしています。
人間の場合ですが、胆嚢を取っても元気な事が多いようです。

臓器を同時に2つも摘出することになり不安でしたが、手術は無事成功し、4日ほどで退院しました。
2週間後に抜糸と脾臓の腫瘍の病理検査の結果が出ます。

脾臓腫瘍の病理検査の結果

 

結論から言うと、腫瘍は

良性だったのです!

手術直後の先生のお話では、摘出された腫瘍の見た目は、エコー検査で見たよりも悪い印象を受けなかった言われましたので、
ずっと良性だろうと信じていたのでとても嬉しかったです。

ただ、

また問題が勃発します…
(もういい加減にやめておくれ…)

術後2週間経っているのに、CRP(炎症反応)の数値が異常だと言うことなんですね。
通常は1以下のCRPが12です!

1週間後に再検査をし、CRPが11と少し減りましたが、誤差の範囲です。

この時点で、8月中の僧帽弁修復手術の可能性は消えてしまいました。

愛犬は、珍しいと言われているマイナスの血液で、手術して頂ける日程の調整が難しいのです。

なかなか心臓の手術まで辿り着けない不安と共に、

ここから新たな試練が始まるのでした… (T ^ T)

つづく…



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