犬の僧帽弁閉鎖不全 肺水腫から1年半経った今 vol.12

こんにちは。
久しぶりの更新です。
今もこのブログを訪問して下さる方がいらっしゃるので、同じ思いをされている方の少しでもお役に立てれば嬉しいです。

肺水腫から1年半が経ちました。
現在、愛犬は無事12歳のお誕生日を迎え毎日元気にしています。

時間がかなり経っているので少しこれまでの経緯をお話しして、今の状態をお話しさせて頂きますね。

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愛犬の僧帽弁閉鎖不全これまでの経緯

2020年5月に肺水腫になりました。
2020年6月に2度目の肺水腫

その後、僧帽弁修復手術の術前検査で脾臓の腫瘍に癌の疑いがあり、僧帽弁修復手術を延期しました。
そして、脾臓の腫瘍摘出と以前から胆嚢に石が沢山あったので、胆嚢の摘出手術も同時にして頂くことになりました。

腫瘍は癌ではなく良性だったのですが、
この手術の予後が良くなく生死をさまようことに…



僧帽弁修復手術延期

 

とても僧帽弁修復手術に耐えれる状態ではないので、僧帽弁修復手術は延期になりました。
まずは体調を回復させ、体力をつけることが優先です。
この頃2.6キロあった体重は1.9キロになり歩くのもヨロヨロして大変な状態になっていました。

手術の予後が良くなかった考えられる原因

術後に何らかの影響で免疫疾患がでできてしまったようです。
原因不明のCRPの高値がずっと継続している状態です。
現在も良い時でもCRPが2はありますが、元気にしています。

僧帽弁修復手術よりリスクの低い手術でこれだけのダメージを受けている現実を考えると、僧帽弁修復手術を諦める決断をしました。
最悪のケースでは、僧帽弁修復手術中に亡くなってしまう可能性が高いからです。

残された時間を大切に使おう!そう心に決めました。

体調が回復

2020年10月頃から徐々に体調が回復
嬉しいことに奇跡が起こり、心臓がかなり小さくなってきていて、弁のズレも改善傾向にありました。
お薬を使って心臓を小さいくしているのですが、小さくなる過程でうまく弁が重なったことが功を奏して、さらに心臓が小さくなって行くという好循環に!



この頃、利尿薬の減薬が開始されました。
2020年6月頃には利尿薬を中止しました。
腎臓への負担は減り更に元気になっている気がしました。

肺水腫から1年半 2021年11月現在の愛犬の状態

利尿薬を完全にやめた時はハラハラドキドキしていましたが、現在は利尿薬も完全にない状態でも元気にしています。
食欲もあり体重も2.7キロまで回復しました。

僧帽弁閉鎖不全は手術をするのが一番長生きをしてくれる方法ではあると思います。
しかし、心臓を一度止めて行う手術は大きな手術であってリスクを伴います。
手術をしなくても私の愛犬のように良い方向に向か事もあると思いますので、決して諦めずに飼い主さんも頑張って欲しいと思います。

地元のかかりつけの獣医さんと心臓の専門病院(愛犬の場合はジャスミン)の獣医さんが情報を共有して密に連絡を取り合ってくださり、助けて下さったことが、状況が好転したのだと思っています。
なので、かかりつけ医の他に必ず心臓専門の病院にもかかって頂くことをおすすめします。

飼い主さんとわんちゃんにとって最善の治療法が見つかることを祈っています。



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